約 1,039,947 件
https://w.atwiki.jp/marsdaybreaker/pages/2508.html
家族の写真(かぞくのしゃしん) 矢神総一郎から送られてきた写真。複数枚ありました。 子ども達や家族の様子が写っています。 保有国一覧 藩国名 入手履歴 保有者 使用履歴 現在所持数 鍋の国 09/11/20:入手 矢神サク 1 参考資料 イベント掲示板 No.30948 アイドレスWiki:家族の写真 上へ 戻る 編集履歴:矢上麗華@天領 (2011/02/06) イラスト:矢神サク@鍋の国
https://w.atwiki.jp/jojobr3rd/pages/409.html
ジョニィ・ジョースター、アナスイと合流したジョナサン、フーゴ、ナランチャ、トリッシュ、玉美は、改めてお互いの話をした。 アナスイの怪我はジョナサンが波紋である程度治療し、今は何とか足を引き摺らずに歩けるほどに回復していた。 「ファニー・ヴァレンタイン大統領…『並行世界を行き来するスタンド』、ですか…」 話を聞き終えたフーゴ達は、大きく息を吐いた。 無理もない、とジョニィは思う。 自分だって、最初は大統領の能力に戸惑った。さらに今回は、時間を飛び越える、なんてさらにとんでもない能力まで持っている。 ナランチャという少年など、理解するのを脳が放棄して、口を開けたままフリーズしている。後で誰かが解凍してやらなければなるまい。 玉美――紹介時にトリッシュが“変態”と言っていた。何かの暗号だろうか――は考えるのは人に任せて、自分は聞き役に徹しているようだ。 「私もその話は聞いたけれど…。ねえジョニィ、その大統領の能力は、100年以上の時間も飛び越えられるものなの?」 トリッシュの言葉に、ジョニィは少し考えた。ウェカピポから話を聞いていた彼女は、どうやら大統領のスタンドについて色々と考察していたらしい。 「大統領と戦った時には、同じ時代から連れて来られた人間しか見ていない。もしあの時、大統領が時間さえも乗り越えられたのだとすれば、僕等との戦いでそれを出していたはずだ」 「そう…」 「だったら、大統領以外の人間の仕業、ということはないのかい?それこそ、時間を飛び越えられるような力を持った」 ここまで言葉少なだったジョナサンが、やっと口を開いた。 彼はスタンドという能力をよく知らなかったため、フーゴ達の話について行くだけで精いっぱいのようだ。 「そうかもしれない。ただ、大統領が関わっていることだけは確実だ。スティーブン・スティール氏を見れば分かる。彼は、自分の意思であんなことをする人物じゃあない。わざわざ彼を巻き込んだのには、きっと理由がある」 「理由?」 これは僕の想像だけど、と前置きして、ジョニィは話を続ける。 「復讐、という面もあるんじゃないかな。自分を破滅に追い込んだ人間を、苦しい立場に追い込んでいるんだ。きっとスティール氏は、言うことを聞かなければルーシーの首輪を爆発させる、というようなことを言われているんだと思う」 「なんてことだ…!婚約者を人質に取るなんて…ッ!」 ジョナサンはそう憤って拳を握った。 重苦しい沈黙が、その場を満たす。 考えるべきことは山ほどある。大統領の能力のこと。ディエゴのこと。ルーシーのこと。 しかし、答えが出ない。考えてもその先は袋小路で、解決策は浮かばない。 並行世界を行き来でき、さらに時間も超えられる力に、どう対抗できると言うのだろう。 「…あたし、お茶を入れてくるわ」 やがて、空気を変えようとしたのか、トリッシュが立ちあがる。 「僕も手伝いますよ。ほら、ナランチャ。起きろ」 「――ん?あれ?話は?」 「あ、俺が入れますよ、トリッシュ様!!」 急に人がバタバタと動き始め、騒がしくなり始めた。作戦会議は一時中断だ。 それぞれが好きなように動き出す。 その中で、ジョニィはそっとジョナサン・ジョースターを見やった。 ジョナサン・ジョースター。同じ名前。同じ名前だ。話を聞いてみると、ほとんど同じ時代から来ているようだった。しかし、自分は彼とは面識がない。そして、自分とはまったく似ていない。大きくたくましい身体に、紳士的な態度。 最初はD4Cで連れて来られたのか、と疑ったが、それにしては別人のように違っている。 彼から感じるものはある。だが、彼と自分との繋がりは、一体なんなのだろうか。 じっと見つめていると、そのジョナサンが、ジョニィの方を向いた。 二人の視線が、ばちりと合う。 「そういえば…ディエゴ・ブランドーというのは、騎手なんだよね?」 ディエゴ、という名前に、ジョニィの動揺が大きくなる。 「あ…ああ。そうだけど」 「いや…似た名前の知り合いがいるんだが…違ったようだ」 「…そうか」 ディエゴ・ブランドー。一度目は大統領によって死に、二度目はルーシーによって倒されたはずの、男。 生きて会おう、と約束したサンドマンは死に、ジャイロへの伝言も伝わらなかった可能性が大きい。だと言うのに、ディエゴはまだ生きている。ルーシーを手に入れ、またしても何かを企もうとしている…!! ジョニィの目に、一瞬だけ暗い炎が宿る。 「君は、」 ジョナサンの声に、ジョニィの思考が引き戻される。 ジョナサンは一度言葉を止め、もう一度口を開いた。 「…君は。ジョースターという姓だけれど…僕と君とは、何か関係があるのかな?」 ジョナサンの言葉に、ジョニィは少し考えて、かぶりを振った。 「ないと思う。ジョナサン、なんて名前は僕の家系にはいなかった。きっと、偶然だろう」 ジョニィは大事な言葉をあえて飲み込んで、そう言った。わざわざ本当は同じ名前だということを明かす必要はない。余計な混乱を招くだけだ。 ジョナサンはそれでもまだ納得できないように眉を寄せたが、すぐに笑顔を見せて手を差し出した。 「でも、僕はやっぱり君に何かを感じるんだ。もしかしたら、どこかで血がつながっているのかもしれない。ジョナサン・ジョースターだ。よろしく」 「…ああ」 ジョニィは指先だけでジョナサンに触れた。その手が普通に触れ合ったことを確認して、今度こそ強くジョナサンの手を取る。 “別の世界から来た自分”ではないことに、安堵して。 ☆ 一方、解凍され改めて簡単な話を聞かされたナランチャは、フーゴに喰ってかかっていた。 「ブチャラティが…。おい、なんでそれをオレに言ってくれなかったんだ!!」 「すみません、ナランチャ。その話はもうとっくに終わっています。君が聞いてなかっただけですよ…」 「はぁあ!?なんだよソレ!!」 ぶんぶんと子どものように拳を振り、ナランチャは暴れる。それをフーゴは宥めている。 トリッシュはそんな彼らの姿を、ため息をつきながら、それでも微笑ましい気持ちで見つめていた。 ――――ナランチャ・ギルガは、ブチャラティと同じように、かつてボスとの戦いで命を落とした。 そのことを、フーゴは彼に伝えていないらしい。そんなことを知れば、ナランチャが混乱すると思ってのことだろう。トリッシュも同じ意見だ。 何となく、ナランチャは『頼りになる仲間』ではなく、『手のかかる弟』のように感じてしまう。そんな以前と全く変わらない様子のナランチャに、トリッシュは安心感を覚えていた。 しかし、その傍らにいるフーゴの雰囲気は、随分と変わっていた。 トリッシュとフーゴが共に行動していたのはわずかな時間である。それでも、変化に気付いてしまうほど、フーゴの顔つきは変わっていた。 何と言うか、『覚悟』のようなものが、できていた。 フーゴはかつてボスに反抗することを拒否し、ブチャラティチームを抜けた。そのことについて思うところはあるし、その後彼がどうなったのか、トリッシュは知らない。 それでも、“かつてブチャラティ達と行動を共にしていたこと”と、“覚悟を決めた今の彼”は信頼に値する。 トリッシュは、なおもフーゴに言い詰めるナランチャを見た。 ブチャラティが死んだことが、よほどショックだったのだろう。自分だって、彼のことを思い出すとまぶたの裏が熱くなる。そう簡単に、割りきれるものではない。 そろそろ仲裁に入ろうかと思ったところで、ナランチャが一際大きな声を上げた。 「でもよォ、おかしいんだよ。やっぱり、アバッキオがさっき呼ばれたのはッ!」 「…何かの手違いではありませんか?向こうが呼び間違えたか、何かでしょう」 (―――え?) 耳に入ってきた会話に、トリッシュは驚いた。 放送が、間違いだった?そんなことが起こりえるのだろうか?妙にはっきりと否定したフーゴの様子も気になる。 「はん、仲間同士でもめるなんざ、何やってんだか。ねえ、トリッシュ様?」 「あんたはちょっと黙ってなさい」 玉美に釘をさし、トリッシュはさっと周りを見回した。 ジョナサンと話を終えたジョニィは、何かを考えていたのか聞いておらず、アナスイは身体を休めることに専念し、目を閉じていた。 トリッシュはほっとした。 今の妙なやりとりを聞かれていたら、疑いの目がフーゴに向いていただろう。 ジョニィもアナスイも、大事な人がこの殺し合いに巻き込まれているらしい。 トリッシュには、フーゴが何か理由があってそう言っているのが分かったが、他の者はそうではない。 傍でフーゴとナランチャのやり取りを聞いていたジョナサンだけが、気になったのか間に割って入る。 「いや、待ってくれフーゴ。それはさすがに――」 フーゴが、すっと人差し指を自分の唇にあてた。その仕草に気付き、ジョナサンは黙る。しかし、何か納得できないように、その眉根は下がったままだ。 それを見たフーゴは、みんなに聞こえる声で言った。 「どうやら、落し物をしてしまったようです。ジョナサン、すみませんが、ついて来てくれませんか?ついでに、この周囲に人がいないか探しましょう」 「…分かった」 突然の提案だったが、何かを察したジョナサンは頷いた。 二人きりで話がある――フーゴはそう言いたいのだろう。 しかし、それに気付かない他の人間は、さすがにこの提案には納得できない。 「お、おい!フーゴ!話は終わってねーぞ!!」 「ナランチャ。ブチャラティの話はトリッシュに聞いてくださいね」 文句を言うナランチャをかわし、フーゴとジョナサンは二人だけで外に出ようとする。 「待ってくれ」 そこへジョニィが来て、フーゴの肩を掴んだ。 「落し物?そんなもののために二人だけで行くなんて…」 「そうだそうだ!」 何も知らないジョニィが抗議の声を上げ、意味もなく玉美が賛成する。玉美は何かフーゴに恨みでもあるのだろうか? (まったく、仕方ないわね) トリッシュはフーゴとジョニィの間に入り、ジョニィを押しとどめた。 「周囲に誰かいるかもしれないわ。二人に見て来てもらった方がいいでしょう?」 トリッシュはそう言って、ジョニィの瞳を見つめる。 彼は苛立った様子で、トリッシュを見返した。 「時間がないんだ。僕は、早くジャイロを見つけないと…」 ジョニィの苛立ちも、トリッシュには分かっている。トリッシュだって、ルーシーのことが心配だ。 それでも。 フーゴ達が抱えている小さなトゲを今抜かなければ、彼らの信頼関係は、きっとどこかで崩壊するだろう。 「お願い」 トリッシュがもう一度言うと、ジョニィの瞳の奥の何かが揺らいだ。 「ジョニィ」 アナスイも、ジョニィを宥めるように声をかける。 ジョニィは、トリッシュからすっと目を逸らした。 「…分かった。ただ、僕は急いでいる」 「ええ。分かっているわ。でも、休息も必要でしょ?あまりに時間がかかるようだったら、先に行くわ。それでいい?」 かまわない、と目を逸らしたままジョニィが返事をする。アナスイも頷いた。 何とか場が収まり、トリッシュは肩の力を抜いた。そしてフーゴの方を振り向き、彼にだけ聞こえるように囁く。 「―――この借りは、後で必ず返してよね?」 フーゴは軽く目を見張り、ああ、と微かに笑って頷いた。 「すまない。――ありがとう」 その言葉に、トリッシュもまた、目を大きく開く。 ブチャラティチームでいた頃は、お互いにこんなことが言える性格でも、そんな関係でもなかった。今だって、ブチャラティを亡くしたばかりで、誰かのことを気にかける余裕などないと思っていた。 (あたし、変わったかしら…。人を思いやれるほど、強くなっているのかしら…。ねえ?ブチャラティ…) フーゴとジョナサンは、手を振りながら二人だけで外に出ていった。 トリッシュは、残ったメンバーを見回す。 ナランチャ、ジョニィ、アナスイ、そして変態。 随分と、個性的なメンバーだ。 しかし、強くなった自分なら、こんな中でもちゃんと――― 「………」 トリッシュ・ウナは、ちょっとだけ頭を抱えたくなった。 【D-7 南西、家/一日目 午後】 【ナランチャ・ギルガ】 [スタンド] 『エアロスミス』 [時間軸] アバッキオ死亡直後 [状態] 額にたんこぶ(処置済み)&出血(軽度、処置済み) [装備] なし [道具] 基本支給品(食料1、水ボトル少し消費)、不明支給品1~2(確認済、波紋に役立つアイテムなし) [思考・状況] 基本行動方針 主催者をブッ飛ばす! 0.ブチャラティ、アバッキオ…!! 1. 放送まちがいとかふざけんな!! 2.よくわかんないけどフーゴについていけばいいかな 【トリッシュ・ウナ】 [スタンド] 『スパイス・ガール』 [時間軸] 『恥知らずのパープルヘイズ』ラジオ番組に出演する直前 [状態] 肉体的疲労(中程度までに回復)、失恋直後、困惑 [装備] 吉良吉影のスカしたジャケット、ウェイトレスの服 [道具] 基本支給品×4、破られた服、ブローノ・ブチャラティの不明支給品0~1 [思考・状況] 基本行動方針:打倒大統領。殺し合いを止め、ここから脱出する。 1.ルーシーが心配 2.地図の中心へ向かうように移動し協力できるような人物を探していく(ただし情報交換・方針決定次第) 3.ウェカピポもアバッキオも死んでしまったなんて… 4.玉美、うっさい 【小林玉美】 [スタンド]:『錠前(ザ・ロック)』 [時間軸]:広瀬康一を慕うようになった以降 [状態]:全身打撲(ほぼ回復)、悶絶(いろんな意味で。ただし行動に支障なし) [装備]:H K MARK23(0/12、予備弾0) [道具]:なし [思考・状況] 基本行動方針:トリッシュを守る。 1.トリッシュ殿は拙者が守るでござる。 2.とりあえずトリッシュ様に従って犬のように付いて行く。 3.あくまでも従うのはトリッシュ様。いくら彼女の仲間と言えどあまりなめられたくはない。 4.あの二人は味方か?トリッシュ殿にまかせよう。 【備考】 彼らはSBR関連の事、大統領の事、ジョナサンの時代の事、玉美の時代の事、フーゴ達の時代の事、この世界に来てからの事についての情報を交換しました(知っている範囲で) 【ナルシソ・アナスイ】 [スタンド] 『ダイバー・ダウン』 [時間軸] SO17巻 空条承太郎に徐倫との結婚の許しを乞う直前 [状態] 全身ダメージ(中程度に回復)、 体力消耗(中)、精神消耗(中) [装備] なし [道具] 基本支給品、ランダム支給品1~2(確認済) [思考・状況] 基本行動方針:空条徐倫の意志を継ぎ、空条承太郎を止める。 0.徐倫…… 1.情報を集める。 2.とりあえず目の前のやつらと情報交換だ。 【ジョニィ・ジョースター】 [スタンド] 『牙-タスク-』Act1 [時間軸] SBR24巻 ネアポリス行きの船に乗船後 [状態] 疲労(小) 、困惑 [装備] なし [道具] 基本支給品×2、リボルバー拳銃(6/6 予備弾薬残り18発) [思考・状況] 基本行動方針:ジャイロに会いたい。 1.ジャイロを探す。 2.第三回放送を目安にマンハッタン・トリニティ教会に出向く 3.ジョナサン!?僕の本名と同じだ。僕と彼との関係は? 【備考】 ジョニィとアナスイは、トリッシュ達と情報交換をしました。この世界に来てからのこと、ジョナサンの時代のこと、玉美の時代のこと、フーゴ達の時代のこと、そして第二回の放送の内容について聞いています。 ◆◆◆ ジョルノとタルカス、イギーは、ヴァニラ・アイスの案内によりDIOの元へと歩を進めていた。 「しかし…DIOという男は一体何者なんだ…?」 タルカスはヴァニラ・アイスを警戒しながら、ジョルノに問いかける。 「僕も、直接会ったことはありませんが……随分と、部下に慕われているようですね」 言葉を濁し、ジョルノは前を行くヴァニラ・アイスを見つめる。 ジョルノは、タルカスにDIOが自分の父だということを隠した。 もしDIOという男が自分たちとは相容れない存在だった時、その情報が足かせになる可能性を考えたのだ。 タルカスは情に厚い。ジョルノの父というだけで、DIOとの戦いに迷いが生じてしまうかもしれない。 「まずは、DIOに会ってみましょう。もちろん、警戒は怠らずに…」 (バカ野郎が…。DIOに会ったら、てめーらは確実に殺されるぞ…) ジョルノがあれこれと思考を巡らせている一方で、その答えを知っているイギーは、無言だった。 彼は犬なので、何を言おうと伝わらないのだから、仕方がないのだが。 DIOについて、イギーはアヴドゥル達から話を聞いていた。だから、この甘ちゃん達とは絶対に相容れないだろう、という予想はつく。 イギーとて、スタンドで伝える方法も考えた。しかしそれでは、ヴァニラ・アイスに自分が目をつけられ、攻撃されてしまう。 (くそ、ジョーダンじゃねェ…。このままDIOに会ったら、オレは殺されるじゃねえか!スキを見て、逃げてやる…!!) イギーは、自分の保身のみを考える。 彼にとって、逃亡を邪魔するタルカスとジョルノは、敵であるヴァニラ・アイスと同じくらい、邪魔な存在だった。 ほどなくして、ジョルノ達は無事に目的地へと辿りついた。 「ここは…」 ジョルノは思わず、声を上げた。 サン・ジョルジョ・マジョーレ教会。 第三回放送ではここにいる、とジョルノがミスタにメッセージを残した場所である。 「どうした?」 「いいえ。随分と、縁のある場所だなと思っただけです」 トリッシュがディアボロに殺されかけ、ブチャラティが肉体の死を迎えた場所だ。 そして、ディアボロを裏切ると決めた、始まりの場所でもある。 そんな所に、自分の父がいるという。 何と言う巡り合わせだろうか。 「何だ、誰もいないぞ…?」 教会に一歩踏み込んだタルカスは、首をかしげる。 教会の中は何があったのか荒れ放題で、とても人のいられる場所ではなさそうだ。 「ここに、DIOがいるんですか?」 「DIO“様”だ。正確には、ここの地下に、だ。ジョルノ、中に入ることができるのはお前だけだ。他の者はここで待っていろ」 冷たく言い放つヴァニラ・アイスに、タルカスが吠える。 「待てッ!ジョルノだけとはどういうことだ!!オレ達も共に行かせてもらうぞ!!」 (げエェ――ッ!!冗談じゃねえ、オレはDIOになんか会いたくねえぞ!!) イギーの心の声は、当然のことながら誰にも聞こえない。 「従えないのなら、ここで…」 ヴァニラ・アイスの殺気が膨れ上がる。 「落ち着いてください。僕なら大丈夫です」 タルカスを制し、ジョルノが一歩前に出た。そして、胸のブローチをはずす。 「僕に何かあったら、このテントウムシで知らせます。どうかこのまま待っていてください。もし、このテントウムシに異変があったら…」 「分かった。オレがすぐお前を助けに行く」 力強く言い切るタルカスに、ジョルノは苦笑した。 ジョルノはタルカスに『逃げろ』と言うつもりだったのだが、この様子では言ったとしても聞かないだろう。 「それでは、行ってきます」 「ああ。気をつけろよ」 ☆ ヴァニラ・アイスは教会の地下の納骨堂へと続く扉を開けた。ジョルノは彼と共に地下へ降りていく。 明かりは所々にあるロウソクだけで、視界は悪い。ジョルノは時々壁に手をつきながら、地下を進んでいった。 納骨堂というだけあって、下へ行くほど空気が冷たくなっていく。 「……」 「……」 この間、どちらも無言だった。 ヴァニラ・アイスは、たとえジョルノがDIO の息子だったとしても、そこに何の感情も浮かばない。 大事なのはDIOの意思のみ。殺せと言われれば殺す。守れと言われれば守るだけだ。 また、ジョルノも、むやみにDIOについて聞くようなことはしなかった。自分の目で相手を判断すると、決めていたからだ。 ヴァニラ・アイスの足が、急に止まる。 「DIO様。ジョルノ・ジョバァーナを連れて来ました」 ヴァニラ・アイスがそう告げる。ジョルノは暗闇の奥を見つめた。 しかし見えるものはなく、暗闇の奥から声だけが響く。 「そうか。よくやった、ヴァニラ・アイス。戻って来るのを、待ちわびていたぞ―――」 「………!」 『よくやった』――――『よくやった』―――――! その言葉だけで、ヴァニラ・アイスは歓喜に震えた。 (やはり、DIO様は私を一番信頼しておられる。あのムーロロとかいう男よりも、マッシモ・ヴォルペとかいう男よりも、私を…!!) ヴァニラ・アイスはDIOの忠実な部下である。主君がどう思っていようと、主君のために動くことに変わりはない。だが、この時ヴァニラ・アイスはその考えを忘れ、ただ喜びを噛みしめた。 つまりはそれほどそれらのことに拘っていたのだと、気付くことも、ない。 わずかなロウソクの明かりに、DIOの艶めかしい唇だけが浮かび上がる。そして。 「もういいぞ、ヴァニラ・アイス」 ―――同行者を、始末しろ――― 声には出さず、ジョルノからは見えない位置でそう唇を動かした。 「はっ!!」 内心は喜びに打ち震えながら、ヴァニラ・アイスは元の道を戻り始めた。 「………」 ジョルノはDIOと二人きりになり、緊張した面持ちで暗闇を見詰める。 DIOの姿ははっきりとは見えず、わずかに輪郭が分かる程度だ。 「よく来たな、ジョルノ」 その闇の中から、先ほどとは違う、優しげな声が響いてきた。 「…ええ、はい。父さん」 ジョルノの声が、わずかに上擦る。 「―――そうか、知っているのだな」 男の態度は、まるで久しぶりに息子に会ったかのようなものだった。しかし、親子の対面はこれが初めてである。心のうちにするりと入り込まれるような感覚に、ジョルノの体は自然と強張った。 ジョルノは相手と戦闘になることを考え、ここに来るまでの間、こっそりと周囲の壁や小石に触れ、仕込みはしておいた。 しかし、それを忘れるほどの衝動が、今ジョルノを襲っていた。 父。目の前にいるのは、父親だ。 そう、自分の血が叫んでいる。 トリッシュもディアボロが自分の父だと分かったし、その血によって奴がどこにいるかも感知することができた。それが、自分の身にも起きているのだ。 そのことに、ジョルノは動揺していた。 いつものジョルノなら、DIOという男を観察し、どういう人間かすぐに見抜いていただろう。 だがこの時、ジョルノは冷静さを欠いていた。 これまで、彼は『家族』というものにあまりに縁が薄かった。 母も養父もジョルノを蔑ろにしてきたし、実父に至ってはもう会えないと思っていた。 ジョルノはずっと父の写真を持ち歩いてきた。いつか会いたいとか、そんなはっきりとした理由があったわけではない。ただ、本当の父親なら義理の父のように暴力をふるうことはないだろう、という幼い頃の幻想が、まだそこには息づいていたのだ。 ほんのわずかな、髪の毛一本分ほどの、親愛の情。 それゆえ、ジョルノは目の前の男の邪悪さに気付くのが――――遅れてしまった。 【D-2 サン・ジョルジョ・マジョーレ教会/一日目 午後】 【DIO】 [時間軸] JC27巻 承太郎の磁石のブラフに引っ掛かり、心臓をぶちぬかれかけた瞬間。 [スタンド] 『世界(ザ・ワールド)』 [状態] 全身ダメージ(大)疲労(大) [装備] シュトロハイムの足を断ち切った斧、携帯電話、ミスタの拳銃(0/6) [道具] 基本支給品、スポーツ・マックスの首輪、麻薬チームの資料、地下地図、石仮面、 リンプ・ビズキットのDISC、スポーツ・マックスの記憶DISC、予備弾薬18発、『ジョースター家とそのルーツ』『オール・アロング・ウォッチタワー』 のジョーカー [思考・状況] 基本行動方針 『天国』に向かう方法について考える。 1.ジョルノ・ジョバァーナの血を吸って、身体を馴染ませたい。 2.承太郎、カーズらをこの手で始末する。 3.蓮見琢馬を会う。こちらは純粋な興味から。 4.セッコ、ヴォルペとも一度合流しておきたい。 【ヴァニラ・アイス】 [スタンド] 『クリーム』 [時間軸] 自分の首をはねる直前 [状態] 健康 [装備] リー・エンフィールド(10/10)、予備弾薬30発 [道具] 基本支給品一式、点滴、ランダム支給品1(確認済み)、『オール・アロング・ウォッチタワー』 のダイヤのK [思考・状況] 基本的行動方針:DIO様のために行動する。 1.タルカスとイギーを始末する。 【ジョルノ・ジョバァーナ】 [スタンド] 『ゴールド・エクスペリエンス』 [時間軸] JC63巻ラスト、第五部終了直後 [状態] 体力消耗(小) [装備] 閃光弾×3 [道具] 基本支給品一式、エイジャの赤石、不明支給品1~2(確認済み/ブラックモア) 地下地図、トランシーバー二つ [思考・状況] 基本的思考:主催者を打倒し『夢』を叶える。 1.DIOを見定めなくては…。 2.ミスタ、ミキタカと合流したい。 3.第3回放送時にサン・ジョルジョ・マジョーレ教会、第4回放送時に悲劇詩人の家を指す 4.ブチャラティ…… アバッキオ…… [参考] ※時間軸の違いに気付きましたが、まだ誰にも話していません。 ※ミキタカの知り合いについて名前、容姿、スタンド能力を聞きました。 ※地下にはすでにGEを仕込んであります。 【タルカス】 [時間軸] 刑台で何発も斧を受け絶命する少し前 [状態] 健康、強い決意?(覚悟はできたものの、やや不安定) [装備] ジョースター家の甲冑の鉄槍 [道具] ジョルノのテントウムシのブローチ [思考・状況] 基本行動方針:スミレの分まで戦い抜き、主催者を倒す。 1.ジョルノが心配だ。 2.ブラフォードを殺す。(出来る事なら救いたいと考えている) 3.主催者を殺す。 4.育朗を探して、スミレのことを伝える 5.なぜジョルノは自分の身分などを知っていたのか? ※スタンドについての詳細な情報を把握していません。(ジョルノにざっくばらんに教えてもらいました) 【イギー】 [時間軸] JC23巻 ダービー戦前 [スタンド] 『ザ・フール』 [状態] 首周りを僅かに噛み千切られた、前足に裂傷 [装備] なし [道具] 基本支給品、ランダム支給品1~2(未確認) [思考・状況] 基本行動方針:ここから脱出する。 1.放せ! やめろぉぉぉお!! 2.ちょっとオリコーなただの犬のフリをしておっさん(タルカス)を利用する。 3.花京院に違和感。 4.煙突(ジョルノ)が気に喰わない ◆◆◆ トリッシュ達のいる家を出て、ジョナサンとフーゴは西に向かって歩いていた。 フーゴは周囲を警戒しながら、ジョナサンにアバッキオのことを伝えた。 ジョナサンは、アバッキオの真相を聞いて驚いた。 「そうか…アバッキオが、あの大男に…」 「そうなんです。しかし、それをナランチャに言うことはできなくて…」 ジョナサンは大きく頷いた。今の不安定な状態のナランチャに、実はあの大男がアバッキオだったのだ、と打ち明けるのは、酷だ。 自分が攻撃さえしなければ、アバッキオと合流できたのに。アバッキオを死なせずにすんだかもしれないのに―――。 そんなことを、考えだすかもしれない。 「分かった。そういうことなら、僕も手伝おう。もうどちらも亡くなっているんだ。ナランチャがこれ以上悲しまないよう、協力するよ」 そうジョナサンが言うと、フーゴはほっと息を吐きだした。 アバッキオが死んだ時間のずれについて、ナランチャはともかく、ジョナサンを誤魔化すのは限界だった。 「ありがとうございます。それと、もう一つ…」 「なんだい?」 「敵のスタンド能力が、時間を飛び越えるものだという話はしましたよね?…ですから、言います。ナランチャは、僕の知っている時間では死んでいる」 「な…!?」 「もちろん、彼はあなたの言っていた吸血鬼だとか屍生人ではありません。彼は…」 「時間を飛び越えて、彼が生きている時間からここへ連れてこられた、と…?」 「はい、そうです。ジョナサンの理解が早くて助かりました」 すでに時間の差について話をしていたフーゴにとって、それはついでのような話題だった。重荷を一つ下ろし、そのはずみでつい口に出してしまったような。 だが、このことはジョナサンにとっては大きな意味を持つ。 「いや…僕も、その可能性を考えていなかったわけではないんだ。エリナのこと…父のこと…。彼らが時間を飛び越えてきたとしたら、全ての辻褄が合う。合って、しまう…」 なるべく、考えないようにしていた。他人であってくれと、心から願っていた。 だが、ナランチャという例が出てきたからには、そう言ってはいられない。 もし。エリナが、自分と結婚した後にここに連れて来られていたとしたら。 もし。父が、生きている時間から、ここに連れて来られていたとしたら。 そして、もし。『ジョースター』という名の人間たちが、自分の知らない、自分の子や孫であったなら。 「僕は…知らないうちに、多くの家族を…失っていたのか…?」 「……!」 茫然と呟くジョナサンを見て、フーゴはやっと自分の失態に気付いた。 フーゴは、まだ出会って少しの時間しか経っていないジョナサンに、ある程度の信頼を寄せていた。 吸血鬼に対抗できるという波紋が使え、こんな状況でも自分を見失わず、精神的にも強い。 だが。 いくらジョナサンでも、自分の家族が巻き込まれて気丈でいられるほど、強いはずがないではないか。 アバッキオ、ブチャラティと続いた仲間の死に、生死の分からないジョルノ。フーゴも他に気が回らないほど、追いつめられていた。 「………すみません、僕は…」 「いや、いいんだ。おかげで気持ちの整理がついた。ありがとう、フーゴ」 ジョナサンは無理に笑顔を見せ、足を止めた。 大きく息を吸い、長く息を吐く。そして上を向き、そのまま彼は目を閉じた。 つう、と一筋だけ、涙が流れる。 フーゴには、ジョナサンにかけるべき言葉が見つからない。 愛する人も家族も友人も。 彼は、全てを失ってしまった。 自分はまだいい。ナランチャがいる。トリッシュが、ミスタがいる。何よりジョルノという、大きな希望がある。 だが。ジョナサンには、もう―――。 やがて落ち着いたのか、ジョナサンは目を開け、フーゴに向き直る。 「さて、随分戻ってきてしまったね。そろそろ帰ろうか。きっとみんな、心配しているよ」 それは、穏やかでいて、芯のある声だった。 ジョナサンは、まだ折れてはいない。 そのことに、フーゴは心から安堵した。 「…はい」 フーゴは頷いたが、まだ心残りがあった。 ムーロロのウォッチタワーと、接触できていないのだ。 フーゴは、ただジョナサンと話がしたいという理由だけで、外に出てきたのではない。 ムーロロのスタンドがフーゴを探しに戻ってきていないか、確かめる必要があったのだ。敵の強大さが分かった以上、相手の動きがつかめるムーロロの力は絶対に必要だ。 だが、いまだに彼のスタンドは姿を見せない。 スタンドを引っ込めるほどの事態になり、それが解決したのなら、ムーロロはまたスタンドを向かわせて来るだろう。 しかし、それがないということは、事態はまだ解決していないのだろうか。 それとも、ムーロロに何かあり、動けないのだろうか。 スタンドを向かわせることのできない、何か。 怪我か。敵襲か。だが、そういう理由なら、撤収する前にフーゴに一言何か言っていけばいい。 よほど切迫した事態だったのだろうか。そう考えると、いなくなる前から何か様子がおかしかったような気がする。 嫌な予感に、フーゴは身震いする。 状況はどんどん悪くなっていく。信用できる人間は死に、敵は人質を手に入れた。主催者の正体はつかめたが、目的は分からない。 果たして、我々に勝機はあるのだろうか――――? 「……なんだろう…?」 ジョナサンがふと呟いた。 「どうかしましたか?」 「向こうから、何か感じるんだ…。ジョニィのときのような、何かを。それも、彼より強いものを、二つも…!!」 「それは…!」 はっとフーゴも息をのむ。 ジョナサンの言う“何か”は、トリッシュが持っているのと同じ、血縁と引きあう感覚だ。それでジョニィに出会えたのだから、信用できる人間に出会える確率は高い。 だが、今は。 迷うフーゴの前で、ジョナサンは走り出した。 「だめです!トリッシュ達と合流してから向かいましょう!!」 フーゴは慌ててジョナサンを追う。 二人で外に出ようと提案したのはフーゴだが、それはわずかな時間だけと思っていたからだ。二人だけでは、敵と遭遇した時の危険度が跳ねあがる。 「頼む!!」 ジョナサンが叫ぶ。 その瞳には、深い悲しみが浮かんでいた。 「頼む、行かせてくれないか…。嫌な予感がする。誰かに、命の危機が迫っている!もう、僕の家族が死ぬのは、嫌なんだ…!」 それは、今まで聞いたことのない悲痛な叫びだった。 必死なジョナサンに、いくつもの顔が重なる。 ナランチャ。アバッキオ。トリッシュ。ミスタ。ブチャラティ。 そして、なぜか一番強く重なったのは、ジョルノ・ジョバァーナだった。彼の悲愴な表情など、一度も見たことがないはずなのに。 ――――それもそうだ。 自分は、彼がそんな表情を浮かべた時、彼の傍にはいなかったのだから。 「…分かりました。僕も行きます」 「―――すまない」 フーゴはジョナサンと共に走り出した。 向かう先が、かつて“一歩を踏み出せなかった場所”であることを、フーゴは知らない。 二人は、西―――サン・ジョルジョ・マジョーレ教会へとひた走る。 【D-5/一日目 午後】 【ジョナサン・ジョースター】 [能力] 『波紋法』 [時間軸] 怪人ドゥービー撃破後、ダイアーVSディオの直前 [状態] 全身ダメージ(小程度に回復)、貧血(ほぼ回復)、疲労(小) [装備] なし [道具] 基本支給品(食料1、水ボトル少し消費)、不明支給品1~2(確認済、波紋に役立つアイテムなし) [思考・状況] 基本行動方針:力を持たない人々を守りつつ、主催者を打倒。 1.先の敵に警戒。まだ襲ってくる可能性もあるんだから。 2.知り合いも過去や未来から来てるかも? 3.仲間の捜索、屍生人、吸血鬼の打倒。 4.ジョルノは……僕に似ている……? ※ジョナサンとDIO の肉体は共鳴し合っていますが、DIOと会ったときにどうなるかは分かりません。 ※ジョナサンが現在感じているのは、ジョルノとDIOのみです。 【パンナコッタ・フーゴ】 [スタンド] 『パープル・ヘイズ・ディストーション』 [時間軸] 『恥知らずのパープルヘイズ』終了時点 [状態]:健康、やや困惑 [装備]:DIOの投げたナイフ1本 [道具]:基本支給品(食料1、水ボトル少し消費)、DIOの投げたナイフ×5、 [思考・状況] 基本行動方針: ジョジョ の夢と未来を受け継ぐ。 1.先の襲撃&追撃に引き続き警戒。 2.利用はお互い様、ムーロロと協力して情報を集め、ジョルノやブチャラティチームの仲間を探す(ウォッチタワーが二枚とも消えたため今の所はムーロロには連絡できません) 3.アバッキオ!?こんなはやく死ぬとは予想外だ。 4.ムーロロの身に何か起こったのか? 【備考】 『オール・アロング・ウォッチタワー』 のハートのAとハートの2はムーロロの元に帰り、消えました。 投下順で読む 前へ 戻る 次へ 時系列順で読む 前へ 戻る 次へ キャラを追って読む 前話 登場キャラクター 次話 162:ありえない筈の遭遇 ジョナサン・ジョースター 169 トリニティ・ブラッド -カルマ- 162:ありえない筈の遭遇 小林玉美 169 トリニティ・ブラッド -カルマ- 162:ありえない筈の遭遇 ナランチャ・ギルガ 169 トリニティ・ブラッド -カルマ- 162:ありえない筈の遭遇 パンナコッタ・フーゴ 169 トリニティ・ブラッド -カルマ- 162:ありえない筈の遭遇 トリッシュ・ウナ 169 トリニティ・ブラッド -カルマ- 162:ありえない筈の遭遇 ナルシソ・アナスイ 169 トリニティ・ブラッド -カルマ- 162:ありえない筈の遭遇 ジョニィ・ジョースター 169 トリニティ・ブラッド -カルマ- 157:デュラララ!!‐裏切りの夕焼け‐ タルカス 167 黄金の影 157:デュラララ!!‐裏切りの夕焼け‐ イギー 167 黄金の影 157:デュラララ!!‐裏切りの夕焼け‐ ジョルノ・ジョバァーナ 167 黄金の影 157:デュラララ!!‐裏切りの夕焼け‐ DIO 167 黄金の影 157:デュラララ!!‐裏切りの夕焼け‐ ヴァニラ・アイス 167 黄金の影
https://w.atwiki.jp/yugioh-online/pages/254.html
一族の結束/Solidarity 永続魔法 自分の墓地に存在するモンスターの元々の種族が 1種類のみの場合、自分フィールド上に表側表示で存在する その種族のモンスターの攻撃力は800ポイントアップする。 カード説明 種族統一デッキでは頼りになる一枚。このカードを複数発動すると下級モンスターでも恐ろしいアタッカーになる。 気を付けなければならないのは、アンデットワールドを発動しても元々の種族が1種類でないと効果が適用されないこと。 主な使用デッキ •【BF】 •【不死武士シンクロ】 入手方法 • パック53(ノーマル) •PERFECT JUDGEMENT(ドコモケータイ払いでのみ購入できるストラクチャーデッキ、通常と異なり何度でも入手可能) •レッドvol.002 外部リンク •一族の結束(遊戯王カードWiKi)
https://w.atwiki.jp/dispecter/pages/91.html
概要 レクスターズ化したオルガ・イツカと織斑一夏。 ディスペクター達に立ち向かう様が描かれている。 人選はニコニコ動画でのmadから。 原作の王来篇から「現実世界の認識が影響する」とされていたので、その設定が適応されているらしい。 スペック 魂の絆 オルガ 一夏 火・光 3/3000 クリーチャー ヒューマノイド/レクスターズ/鉄華団 ・スピードアタッカー ・シンカパワー このクリーチャーが進化した時、自分の手札を一枚捨てても良い。そうしたらカードを二枚引く FT ①会ったことは無いはずなのに、確かな信頼がそこにある。 ②「頼りにしてるぜ、団長!」─織斑一夏 「お前の剣が頼りだ、頼むぞ!」─オルガ・イツカ タグ スペックあり ラノベ レクスターズ ロボット 魂の絆 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/makaioden3/pages/69.html
蛮族の密林 解放条件 依頼【】 敵情報 Lv30~Lv40 シンボル:Lv40・Lv45 主な属性:風/鋼 移動 階段:蛮族の密林 混沌の階層 →樹海 南 仕掛け 施錠扉: 爆破岩:Lv1 爆破壁:Lv1 固定宝箱 謎の道具/石油/血染めの大鎌/ツルハシ /漆黒巨棍棒/2000金/竜殺しの大剣/1500金/ドラゴンニンジャ/竜骨兜 その他 球体の部屋 蛮族の密林 混沌の階層 解放条件 依頼【】 敵情報 Lv30~Lv40 主な属性:風/鋼 移動 階段:次の階層へ ↓ 仕掛け 施錠扉: 爆破岩: 爆破壁: 固定宝箱 その他
https://w.atwiki.jp/ocg-o-card/pages/2365.html
《山芋の力》 通常魔法 相手のライフが8000で自分のライフが100のとき、自分はデュエルに勝利する。 Part14-338 擲った勝利の方が使いやすい。 -- 与助 (2007-07-30 13 04 01) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/dueloflegendwikidol/pages/302.html
No290MP抽出の力 CP50/装備装備したユニットが破壊された時、破壊されたユニットの操作者は破壊されたユニットのCP÷2のMPを回復※自身以外の装備魔法のCP 解説・考察 単純に破壊対策として使用も出来る強力なマジック。相方のユニットにも使えるのも良い。 生命吸収、生贄の儀式とのコンボも強力。 熾天使ウリエル、リリス等の見返りの多いユニットとも組み合わせれば 大量MP回復で大きなアドバンテージを得られる。
https://w.atwiki.jp/gcmatome/pages/2718.html
黄金の絆 【おうごんのきずな】 ジャンル アクションRPG 対応機種 Wii メディア 12cm光ディスク 発売元 ジャレコ 開発元 タウンファクトリー 発売日 2009年5月28日 定価 6,800円(税別) プレイ人数 1人 レーティング CERO B(12才以上対象)アイコン:暴力 判定 クソゲー ポイント 2009年クソゲーオブザイヤー据え置き機部門次点 適当すぎるゲームバランス長すぎるロード時間ボスの骨組みが使いまわしメーカー社長がクソゲーと認める「ゔぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙ん゙!」 クソゲーオブザイヤー関連作品一覧 概要 問題点 システムについて ゲーム内容について 賛否両論点 評価点 シナリオ その他 総評 余談 概要 「絆」をテーマにした3DアクションRPG。 一度に最大数十匹クラスの大量の敵を殲滅する、いわゆる無双系の要素が含まれており、主人公より遙かに巨大なボスと戦うシーンもある。 「ペンシルシェーディング」と呼ばれる柔らかタッチの描画も特徴。 依頼された戦闘クエストや「絆クエスト」と呼ばれるイベントクエストをクリアすることで、本編のストーリーに挑戦できる形式になっている。 発表直後から『ファミ通』に大々的な広告を打つなどプロモーションに注力し、トレーラーでは「Wii史上初、本格派ARPG登場」のキャッチコピーを掲げていた。 パブリッシャーであるジャレコの社長・加藤貴康氏も自ら「3年の開発期間・4億円の開発費を掛けた」と述べ、大作アピールに余念がなかったが…。 問題点 システムについて 異常に長いロード時間 最も長くかかるのが全体マップからダンジョンに入る際のロードで、最大40秒強。メニュー画面を呼び出すだけでも数秒読み込む。 町に入る際のロードは15秒程度なのだが、読み込みが完了しておらず、町人が遅れてポツポツと出現してくるなんてことが起こる。 メニュー画面は街でしか開けない。このため、戦闘中は使用アイテムの入れ替えや装備の変更ができない。 要するにダンジョン内で回復アイテムなどを拾ったとしても、街へ戻ってセットして来なければ使えないということである。 後戻りできないラストダンジョンでは、セットする機会がなくなってしまうためアイテムを獲得しても役に立たない。お金も同様。 ゲーム内容について 戦闘は極めて単調で、しかもそれが最初から最後まで続く。攻撃の当たり判定も大雑把。 レベルという概念がなく、成長はステータス上昇アイテムの購入と武具の装備のみで行う。 それだけなら他のRPGでもよくあるのだが、それ以外の技の習得や強化といった要素が一切なく、成長の楽しみが薄い。 かと言って元から取れる行動が充実しているかというと全然そうではなく、攻撃はパターンが少ない上に他にできることはガードとアイテムの使用程度。 武器を変えても攻撃モーションは全く一緒。武器種ごとの必殺技はあるが、実用性のあるものがほとんどないので意味は薄い。 具体的に決め技を説明すると、コンボ中にBボタンで発動できる5段階のフィニッシュ技と、ゲージを消費してA+Bボタンで発動する武器ごとの必殺技がある。フィニッシュ技は4段階目(5コンボ後にB)の広範囲技が強くて他が霞んでいるし、武器必殺技はゲージを消費する割にフィニッシュ技と威力が変わらないので使う意味はない。 敵は消費系のアイテムしか落とさないので、レアアイテム収集などの楽しみも湧かない。 雑魚敵は大量に出現するが、動きがとても悪く攻撃頻度が低い。一度に攻撃してくるのはわずかな数の敵だけで、大半の敵はほとんど棒立ちと言っていい状態。恐らく複数の敵の動作を処理する技量が無かったのだろう。 画面に雑魚敵が増えてくると、表示し切れない分が一時的に透明になって消えてしまう。処理落ちよりはマシかもしれないが、五十歩百歩である。 バリエーションがある訳でもなく、行動に特徴があるような雑魚敵は碌に出てこない。一応、ボスは飛び道具やワープなどを使ってきたりはする。 ゲームバランスが悪く、シナリオ進行に合わせ敵の攻撃力が極端に向上する。 さらに、最初のダンジョンで雑魚にHP全快の状態から一撃で倒されたという報告もある。調査によると、敵の中には他の雑魚と全く同じ姿でありながら、3倍くらいの攻撃力(≠3倍のダメージ(*1))を持つものが紛れ込むことがあるらしい。「無双シリーズ」の『真・三國無双』で例えるなら「一般兵の中に、全く同じ姿で呂布が潜んでいた」と言えば一発で分かるだろう。 そのため、本作の進行は 「普通の敵の攻撃は殆ど喰らわないため緊張感なくダラダラと進むのに、時々唐突かつ理不尽に死ぬ」 という非常にストレスの溜まるものとなりやすい。中間チェックポイントやオートセーブといったものも無いため、戻されると十分単位のやり直しとなる。 しかも、主人公がダメージを受けた際の無敵時間がないため、一撃で死なずともかの『クロスソード』や『デスクリムゾン』のように不条理なタコ殴りを受けて死亡することも。 更に当たり判定や攻撃持続時間の長さも理不尽の領域に達しており、明らかに当たっていないような位置で直撃したり、攻撃動作が終わっているであろう段階で接触してダメージを受けてしまうこともある。 中盤あたりから敵の攻撃力が急に上がるため、武具だけを買って進めることが困難。ステータス上昇アイテムの存在に気付かず進めると確実に詰む。 攻撃などの戦闘エフェクトが大変ショボい。 特に酷いのが効果音で、とにかく臨場感というものがろくに感じられない。 剣撃の音は「ジャキンジャキン」とうるさいだけで当たった感触が全く感じられず、迫力は皆無。おまけに当てても外しても音が全く変わらない。それくらいの差分は制作するべきなのだが。 そのお陰で、ヒット確認がしづらい。一応、ヒット時に火花のようなエフェクトが出るようにはなっているが。 既に述べた通り当たり判定自体が大雑把な上に相手の体力を示す指標もほとんどないので、攻撃が効いているのが実感できない虚しさの中、ただただ機械的に攻撃を続けることになる。 売りである巨大ボスが踏みつけてきた際の地響きの音も、木造家屋で歩く人の足音程度の短く軽い「ドスッ」という音が鳴るだけ。 仮にも絆をテーマにしているのに主人公であるリアン以外のプレイアブルキャラはおろか、仲間や友軍と共に戦う機会すら存在しない。 一応味方サイドにもガストンという歴戦の戦士が存在しているものの、彼の戦闘シーンはプロローグ以外存在しない。しかも終盤のある場面では「お前は俺を案内する役割なのだから、ここで倒れてもらっては困る(要約)」とリアンに言われ、同行を拒否されている。 彼は(描写を見る限り)剣による近接戦が得意なリアンとは対照的に、魔法による遠距離戦が得意と言ったところなので、ゲーム内で共闘する機会があったり操作できればそれなりに戦略の幅が広がったと思われる。 ラスボスと隠しボスを含め「巨大ボス」が5体登場するが、骨組みの部分が完全に使い回されており、攻撃モーションなど基本的な造形がどれも全く一緒。 倒し方は「足を攻撃して転倒させ、手をついたところを攻撃。手へのダメージが蓄積すると相手に一段階ダメージ」という流れなのだが、基本的にひたすら足を斬り刻む時間が大半を占めるため、戦闘が非常に作業的。 巨大ボス側からの攻撃も、踏みつけやパンチといった地味なものが大半。効果音のしょぼさも相まってどうしようもない。 巨大ボスが手足を振り上げた際も、こちらの攻撃の当たり判定は元々手や足があった空間にあるという露骨な手抜き。 おまけに後半の巨大ボスは体力が無駄に高く、足を斬り続けるという作業を20分近く続けさせられる。 脳天、胸部が急所になっており、そこを突いて止めを刺すのだが、脳天に駆け上るのにわざわざ両方の腕にある装飾品を壊す、頭部にある角を破壊するのに胸部を突いて倒すなど、倒すまでの過程が色々と不自然なことになっている場合がある。止めを刺すのにそれらがバリアか何かになっているから先に壊す、と言うであればまだ分からなくもないのだが。 人間サイズの敵に後述する「サディアス」がおり、こちらは俊敏に動き、遠距離攻撃にワープ攻撃と多彩な戦術を得意としているので、作り込みはさほど悪くない。 しかし彼の製作で力尽きたのか不明だが、他の人間サイズの敵とは戦闘そのものが存在せず、巨大ボスのような使い回しすらされていない。ラスボスですら人間形態があるのにも拘らず、イベントシーンにて暗転からの斬撃音が鳴り響くだけで片付けられてしまう。あまりにも粗雑すぎると言わざるを得ない(*2)。 ボイス付きのムービーや通常時の3Dグラフィックはそこそこの出来だが、問題はストーリー中の一般会話シーンで、演出のチープさが目も当てられない。 画面下のテキストの上で、3Dキャラクターが人形劇のように動くだけというもので、実際に見てみるとこれが非常にしょぼい。 おまけにボイスもない上、キャラクターのモーションも貧相であるため人形劇どころか「動く絵本」レベルである。 具体的に言うと、テキストでは「相手に掴みかかる」「突如斬り掛かる」などの緊迫したアクションが行われているのに、3Dグラフィックでは棒立ちだったり、「横にスライド移動して戻る」だけだったりするなど、一部におけるテキスト内容とキャラクターの動き・演出の乖離が余りにも酷い。 キャラクターは口パクさえしないし、目線もろくに合っていない。これなら2Dの立ち絵会話の方がよっぽどマシと言えよう。 オープニングやエンディングを含め、ストーリー上重要な会話でもムービー以外はこの会話形式である。 その他妙な演出も多々。 街中で町人に話しかけると、視点が急に大きくズームアップして、話が終わるとズームアウトして元に戻る。誰かに話しかける度にいちいちこれを繰り返すためテンポが悪く、視覚的にも非常に鬱陶しい。 街の施設内では、シルバニアファミリーのお家の如く壁に大穴が開いており、遠方から覗き込むような視点で操作する。その光景はなかなかシュール。 「サディアス」という魔王の息子が度々登場し、中盤~後半にかけて何度も戦闘することになる。キザな言動の優男なのだが、攻撃のコンボフィニッシュで吹き飛ばすたびに「ゔぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙ん゙!」という奇声じみた叫び声を上げて倒れる。笑わせにかかっているとしか思えないレベル。 そのあまりにブッとんだ叫び方は酷評を通り越してネタとして扱われ、本作の開発費とかけて「4億の叫び」というあだ名まで付けられてしまうことに。 + 参考動画 (https //www.youtube.com/watch?v=h75XG5D6T1Q){512,384} 一説では「本来は倒した時の為のボイスを間違った所に当てた」とも言われているが、厳密に言えば倒した時のモーションにノックバック時(吹き飛び)と全く同じものを使っていることが原因とも考えられる。倒すとコンボフィニッシュが決まった時と同じようにノックバックし、そのまま画面が暗転してシナリオが進むという演出になっている(*3)。つまるところモーションを使い回したせいで、断末魔の叫び声として用意したボイスが変なタイミングでも頻発するようになったということである。 倒した時は吹っ飛ぶのではなくその場で倒れる専用の演出を施すなどをして、そこに断末魔の叫び声を充てていれば、このような不自然な演出にはならなかったと思われる。 賛否両論点 このゲームではメインシナリオとは別に、ギルドの依頼に「絆クエスト」というものがあり、これが実質的なサブシナリオになっている。 絆クエストはナビガトリアで登場する各街のギルドで行うことができるが、あくまで任意である(最初の絆クエストは強制)。 ちなみに絆クエストをクリアしていると、ラストダンジョンでクリアした分だけシナリオ演出が追加される。この辺の仕様はタイトルにもかかっていて真っ当な作りと言える。 ただしシナリオ演出は「敵を倒すのに協力してくれる」「アイテムを貰える」と似たりよったりしたもので、モーションは完全な使い回しとチープなものだが… その一方で説明不足な絆クエストも多い。上記の通りテキストと人形劇のみで進むことも、状況の把握しづらさに拍車をかけている。 なお、絆クエスト以外のギルドの依頼は戦闘のみであり、依頼内容こそ異なるが達成条件はほとんどが「全ての敵を倒せ」というのもあまり芸がない。 戦闘系のクエストはクリアしても何度も出てくる。 評価点 シナリオ メインシナリオは「魔王と戦った英雄の息子リアンが、ナビガトリア王国の姫アイナと関わりながら、魔と戦う」という王道ストーリー。 本作のシナリオライターである生田美和氏は『新約 聖剣伝説』『俺の屍を越えてゆけ2』『よるのないくに』などのシナリオを手掛けており、これらのゲームのシナリオに対しては否定的な声も多くみられるが、今作においては特に破たんもなく完成度も悪くはない。王道過ぎて面白みに欠けるという声もなくはないが。 ただし問題点で述べた通り、人形劇と効果音のみの戦闘シーンで表現されるため、とてもチープに見え、内容が分かりにくいのは難点。 本作のシナリオの冒頭で主人公が国王と謁見し旅立つのだが、仮にも英雄の息子である主人公に対して国王は何の援助もせずに単独で旅立たせる。これだけ見れば、ただのRPGのお約束なのだが、謁見直前の場面での国王の台詞が「魔王を倒せずとも、かすり傷ぐらいは負わせるかも知れぬ。」「時間稼ぎぐらいにはなってもらわねば困る。」つまり英雄の息子である主人公に全く期待しておらず、捨て駒にしか考えていないのである。「ドラゴンクエストシリーズ」の王様にあるようなRPGのお約束を裏側から見たような展開であると言えるかもしれない。 一部の独特な台詞回しやキャラクター同士の会話は印象に残りやすく、テキストに関するセンスが評価されている。 「助けるべき姫君もいる、親父同士の因縁もある、世界もちょうど大ピンチだ」や、「(「我がしもべになるつもりはないようだな」という問いかけに対して)てめえがしもべになるなら考えてやるよ」などの台詞が例として挙げられやすい。 その他 声優は肩書きに反して、おおむね問題ない。 全員専門学校生や舞台役者を起用しており、当時としては有名な人物はいない。このことから悪く言われがちだが、聞くに堪えないようなシーンはない。強いて気になる点を挙げるなら、リアンの父親や国王の演技がかなり無理して低い声を出してるように聞こえる位だが、それも決して演技が拙いという訳ではない。なお名前はスタッフロールで確認できるが、検索してもほとんど情報が出てこないので無名な人間が多かったようである。 前述の「サディアス」も、ボイスの使い所がおかしいだけで、演技は問題ない。なお、彼を担当しているのは専門学生時代の古川慎氏(*4)であり、奇しくもこの作品がデビュー作であった。 上述の通り、処理落ちはない、バグもない、ボイス付きのムービーや通常時の3Dグラフィックはまずまずの出来、声優の演技は頑張っているなど、細かい部分における評価点は無いこともない。 総評 大規模なプロモーションの鳴り物入りで売り出したものの、蓋を開けてみれば凡庸・単調・低品質と溜め息の出るような問題点が溢れ出し、瞬く間にクソゲーの評判を不動のものとした。 ロード時間の長さ、演出、アクションなどのクオリティの低さなどは、多くの広告を出稿した『ファミ通』のクロスレビューでさえ指摘されている事項である。 単調ではあるが、バランス崩壊するほどの敵が存在するため悪い意味で気が抜けないゲームバランスも擁護のしようがない。 メーカーの広報についても問題点が多く、ゲームと直接の関係性はないにせよ、プレイヤーの度肝を抜いたことは間違いない。 一応評価できる要素もなくはないが、山積みの問題点からすれば小粒なのは否めないだろう。 余談 「開発期間3年、開発費4億」について 「開発費」の内訳は定かではないが、株式会社の1プロジェクトに対する3年間の経費として見れば、4億は決して大きいとは言えない数字である。 ちなみに、月収30万(手取り23~24万)の正社員に掛かる年間人件費は400~500万ほどになる。正確な内訳が分からない以上、意味のない推定にはなるが、仮にこの決して高いとは言えない給与水準のスタッフを10人従事させ、専従でない者の人件費も全て計上したとすると、それでまず年間4000~5000万になる。 本作は開発会社への外注で制作されたので、ここに大きな経費として外注費が加わる。開発会社も仮に10人体制とし、給与水準はパブリッシャーより低く置くものとするが、当然ながら外注費は開発会社の利益・諸経費を含んだ額になる。これを仮に年間6000万とすれば、社内人件費+外注費だけで年間1億を超える。 2000年代後半の物価水準でも高くはない数字で見積もってこれなので、諸経費まで含めて「3年で4億」は特に喧伝するような数字ではなく、「惜しまず資金を投入した」という水準にも程遠い。「開発期間3年」も中断や遅滞を含んでいた可能性があり、その年数自体の是非を判断できるものではない。総じて、経理や経営の知識がある人間が見たなら、ツッコミ所だらけの謳い文句だっただろう。 参考に、ゲーム開発の経費に関するこのような考察もある。ちなみにこの考察では大手の開発会社におけるゲーム開発が想定されている。 公式サイトでは一時期ソース内に無関係の他社ゲームの名称を混ぜて検索に引っ掛けようとしていた。 しかし近年は検索サイトのシステムも洗練されており、このような浅知恵を使ってもほとんど効果はないどころか、こういった小細工を施すことはSEO(*5)上の明確なルール違反行為であり、「検索結果から除外される」というペナルティをサーチエンジンの運営側から科されることすらある。 他にも自己主張の激しい開発者紹介欄や改行のおかしい文など、仮にもコンシューマーゲームの公式サイトとしてどうかという点が多い。 公式掲示板が、なぜか5ちゃんねるやしたらばなどで使われている、いわゆる「2ch型」のスレッド掲示板。 当然の如く、愉快犯が多数流入して単発スレッドが多数建てられるなど大荒れ(所謂「祭り」)状態になり、公式掲示板として全く機能していなかった。 掲示板の表題としてトップに書いてあった「黄金の絆に関することがらです」という文言も微妙におかしい。 無料配布されたチラシは非常に熱が入っており、これだけ見れば良作に見える程の出来栄えであった。 TVCMはスタッフの正気を疑うほど飛びぬけたもので、悪い意味でインパクトを残してしまった。 問題のCM(うち後半のCM未公開) ちなみに未公開となったCMのうち、一つは非常にまともな出来である。公式サイトでも閲覧できたのだが、現在は公開終了。なぜこちらのCMを未公開にしたのか理解できない処置である。 もう一つのほうはあまりに意味不明すぎて、未公開にして当然の処置ではあるが。 CMに使われている曲は、ドラマ主題歌として知られる「ぼくたちの失敗」(*6)のカバーバージョンである。 歌そのものはゲーム内容に全然関係ないが、曲名が作品の出来を見事に表しているのがなんとも皮肉である。 当時のジャレコ社長・加藤貴康氏は、ブログに寄せられた「黄金の絆のクオリティに関して満足しとるんですか?」というコメントに対し、「満足してるわけねーだろ!あのクソ開発会社め!」と返して開発会社をこき下ろした。 付記しておくと多分にネタを交えたブログのコメント返し上での発言である。他の批判コメントに対して「私の監督不行き届きでした。ごめんなさい。」とも書いてはいる。 ファミ通クロスレビューでは17点(5/4/4/4)という低評価(*7)。 特集「あのゲームが失敗した理由」にも取り上げられており、インタビューではエグゼクティブプロデューサー・星直樹氏の発言が掲載され、「あれが精一杯だった」「データ量が増えロード時間を増やさざるを得なかった」「次回は教訓を活かしたい」「バトルシステムについてはなかなかうまくできたと思っている」とコメントしている。 2009年度クソゲーオブザイヤー据置部門では『戦極姫 ~戦乱に舞う乙女達~』との大賞争いに敗れ次点止まりとなった。 その後ジャレコによる崩壊へのカウントダウンというキャッチコピーの謎の企画が始まり、「the rpg(仮)」なる仮称で、ユーザーからのアイディア・デザインを募りそれをゲームに盛り込むという企画が進められた。最終的に『WiZmans World』(ワイズマンズワールド)と命名され、2010年2月25日にニンテンドーDSソフトとして発売されている。 当Wikiで良作判定となる程しっかりした作りだったが、本作の評価もあってほとんど期待されていなかったとか。 ジャレコの経営は1990年代から傾いており、「本作を開発したジャレコ」は旧ジャレコから分割されたゲーム開発部門を母体とする会社である。本作が発売された2009年には、「本作を開発したジャレコ」は提携先であったゲームヤロウ株式会社に全株式を1円で売却し、完全子会社化されるという末期的状況にあった。その後、上記の佳作『WiZmans World』をリリースするが立て直しには至らず、2013年には事実上の事業停止状態に陥り、2014年には親会社ゲームヤロウの破産に伴って完全に消滅した。
https://w.atwiki.jp/mypagedataninmiruna/pages/120.html
ベリアン 天使の企み 【霊薬の力】 カード名 キャラ レア度 SSR Lv1 ストーリー『』、ボイスクリスタル2個 Lv2 UR化『』、ボイスクリスタル3個、ボイス化 LV3 『色違い魔導服セット』 Lv4 『特別な髪形』imageプラグインエラー 画像URLまたは画像ファイル名を指定してください。 Lv5以降 魔水晶260個、成長の鍵3個 [[EP2 天使の企み イベント一覧/EP2 天使の企み
https://w.atwiki.jp/hyakukami/pages/2848.html
依頼主 エッラ 出現条件 エッラ解放後 クリア条件 2013/10/11 12 00 までに以下の神様を解放するエッラ(第一進化) 成功報酬 豪華骨付き肉脂したたる骨付き肉を贅沢に炙ったもの。肉の旨味がよくわかる、シンプルな味付け。親密度が1500も上がります! 依頼時 私の戦いの力が必要?そうね…もう少し力を取り戻したいわ。1回目の進化を手伝ってくれるかしら? クリア時 ???